君との約束

消え行く記憶を 必死で掴み取る
指の隙間から 零れ落ちる砂

頭の隅をよぎる 淡い面影
過ぎ去る風が 砂を撒き散らした

僕を呼ぶ 君は誰
思い出そうとしても 届かない
僕を呼ぶ 君は誰
浮かぶのは 悲しい微笑だけ


消え行く記憶に 必死で手を伸ばす
開く掌から 零れ落ちる砂

心の隅をよぎる 淡い思い出
吹き付ける風が 砂を巻き上げた

君が呼ぶ 僕は誰
もはやそれすら 分からなくなって
君が呼ぶ 僕は誰
もう何も 分からない



ふと掠める 一陣の風
聞こえるのは 君の声?
ふと横切る 刹那の記憶
聞こえるのは 遠い約束?


「私のことが重荷になるなら
そのままでいい どうか忘れて」

僕を呼ぶ 君は――


君が呼ぶ 僕は僕
やっと思い出したんだ
零れた砂を かき集めて
君に微笑むよ

2009/05/21