消えた花びら
陶磁のような肌 蒼玉の瞳
誰からも愛され 幸せな少女
小さな花を持ち あどけなく笑う
可憐な少女の微笑みは
男たちの頬を染める
無垢のままで居られるなど
決してあり得はしない
彼の旅人を一目見て
少女は恋を知る
村の長の娘 蕾は熟した
少女は旅人に 恋を打ち明ける
貴方のことが好きなんです
旅人は是(はい)と答えた
知らなかった 愛し合うこと
その言葉の真意を
ただ無垢な笑顔を浮かべ
少女は愛を知る
無垢なままで居られるなど
決してあり得ないはしない
小さな花びらを散らし
少女は熱を知る
2011/08/20
2010/12/04