一国の姫と一介の騎士

あえてルビ多用しています。対応していないブラウザでは()表記です。
歌うときに実際に口に出すのはルビ()のほうです。


君は一国の姫で
僕は一介の騎士だから
この思いは届かない
決して 永遠に


僕が君を好きになったのは
ある春のことでした
入団式のときに君は
壇上そこで笑ってたね

僕はその笑顔を見て
恋に落ちたんだ
壇上で笑う君は
知らなかっただろうけど

君は一国の姫で
僕は一介の騎士だけど
この思いを届けたい
せめて 少しでも


僕が君に近づけたのは
この夏のことでした
近衛兵になった僕は
君を守れるんだと

僕はその決意を胸に
日々を過ごしてた
椅子に座って笑う君は
知らなかっただろうけど

君は一国の姫で
僕は君の近衛兵一介の騎士だけど
この思いは届くかな
誰にも 分からない


君が賊に襲われたのは
この秋今日のことでした
部屋に一人だった君を
助けて走りだす

君の腕を掴んだ僕の
手のひらが熱い
僕の横で震える君は
知らなかっただろうけど

君は一国の姫で
僕は君の近衛兵一介の騎士だけど
「この思いは届かない」
それは 本当に?


君に部屋に呼ばれたのは
数ヶ月後(この)冬のことでした
あなたのことか好きなの」と
君のは潤んでた

僕の気持ちがやっと君に
届いたのかな
僕の声が言葉が紡ぐ
僕もあなたが好きでした僕は一介(ただ)の騎士だから

君は一国の姫で
僕は一介の騎士だから
この思いは届かない
届かない? ……届けない

君は一国の姫で
僕は君の近衛兵一介の騎士だから
この思いは届けない
届けられない


君に相応しい人は
もっと他にいるはずだから
僕はひとつだけ願うよ
「僕を忘れて」と

2009/08/17
2009/08/16